ラボラトリー

水処理技術は、化学によって支えられています。多種多様な排水の性質、処理設備へのご要望に柔軟に対応するため、弊社は本社の敷地内に、独立した研究ラボを保有しています。

また本社ライブラリーには、半世紀にわたって手掛けてきた水処理設備の図面や資料が、大切に保管されています。

ラボラトリー

弊社の研究ラボでは、ライン増設のための新規排水設備や使用薬品の変更によって不安定化した処理水の適正化、既存設備の更新などお客様からのご相談に回答する際には、必ずこの研究ラボで事前に基本実験を行い、提案の根拠を確認、その結果も明らかにします。日々、行われる実験に際しては、専門的知見を有する社員研究者だけでなく、各案件の営業技術/PE設計/メンテナンスの各担当者が複数人立ち会うことで、お客様に対応するすべての部門の技術者が、実験の目的と結果を共有します。これにより、細かな排水の状態や、ご提案する薬剤・機器の必要性、効果的な処理を行うための操作法まで、より密接で迅速な打ち合わせとご回答が可能になりました。

ラボラトリー

ラボの活用

研究ラボで行う実験は、凝集沈澱システム/イオン交換法/吸着試験から濾過膜実験まで、排水処理のすべての過程を網羅しています。来社の折には、ぜひ研究ラボにお立ち寄り下さい。実際に建設される処理施設と同じ性能を持つ機器と薬剤を使った、オーダーメイドの水処理テストをご覧いただけます。
目の前で実験を確認し、その場で機器に手を触れ、操作して頂く。こうした形で水処理技術の最前線と 研究成果、お客様への安心をお届けしています。

ラボの活用

ライブラリー

昭和45年、現会長が3人の仲間とスイレイを創業した当初、弊社は主として小規模なプラントを扱う会社でした。それから一歩ずつ、総合的な水処理技術をコンサルティングし、より高度な水処理設備を設計・施工する専門企業として歩みを進め、平成27年、現社長が代表取締役社長に就任し、これまで納入した設備は約3000件に達します。

ライブラリー

歴史と変遷

本社のライブラリーには、半世紀にわたって手掛けてきた水処理設備の図面や資料が、大切に保管されています。まだ高度な電子機器が存在していなかった頃、すべての図面や資料は、ペンとフィルムを使って作成され、紙とネガの状態で保管されていました。現在では、業務の大半がデジタル化され、保管や検索にそれほど手間がかからなくなりましたが、その一方、自社の歴史や技術の変遷を体系的に理解する機会は減っています。

ライブラリーに保管された資料には、陽に焼け、茶色くダメージを受けている書類も少なくありませんが、その中には、新規案件に取り組む際、大きな示唆を与えてくれる資料が含まれています。弊社では、社長から社員まで時折、年代別、顧客別に整理されたアーカイブで“歴史”に手を触れ、その重みを知るとともに、現在に通じる先達の技術と経験を活用することを忘れません。お客様が安心して環境保全へ取り組むためのパートナーとして、これからも技術と経験、未来を見通す発想力を駆使することを誓います。

歴史と変遷